孤独と焦りのなかにいる、あなたへ「来週の経営会議、何を報告すれば…」「チームの前では平静を装ってるけど、正直しんどい…」そんな思いを抱えながら、この記事にたどり着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私自身、新規事業に失敗したことがあり、昔の自分に向けてのエールの意味も込めて、少しでも心が軽くなるヒントを、私なりにお届けできればと思います。一見、新規事業は希望に満ちた挑戦に見えます。ですが、現実には成果が見えない焦り、応援してくれるメンバーへの責任感、経営層からのプレッシャー、そして自分自身の力不足に対する気持ちと、どこにもぶつけられない孤独がのしかかります。「この事業を終わらせれば、みんな楽になれるんじゃないか」そんな思いが一瞬よぎったとしても、それはあなたが弱いからではありません。むしろ、それだけ真剣に事業に向き合っている証です。この文章は、あなたに“正解”を押しつけるものではありません。同じように苦しみ、葛藤してきた立場から、この記事を読んだ後に少しでも荷物を軽くしてもらえれば幸いです。あなたの孤独は、「構造的に仕組まれたもの」です私は、新規事業の責任者が孤独に陥るのは、個人の資質の問題ではなく「構造的な要因」によるものだと捉えています。特にBtoB中小企業では、新規事業は限られた人員と予算で進められ、社内に相談相手もいないことがほとんどです。また、新しい市場を開拓し、新しいサービスを開発し、財務も営業も開発もすべて自身でこなし、まるで起業のようなもの。成果基準が曖昧なまま、プレッシャーだけが積み上がる既存事業が優先され、支援もリソースも得られない経営層と現場の温度差で、孤立感が深まるこうした中で、責任者は「正しいかどうか分からない判断」を一人で下し続けなければなりません。結果として、精神的も体制的にも孤立してしまうのは必然です。あなたの今の状態は、あなたの能力の問題ではなく、新規事業責任者の誰もが通るプロセスの一部です。当時の私も、一人で背負いすぎて、力が入り、かえって視野が狭くなっていたのかもしれません。だからこそ、今必死に新しい事業に取り組んでいる方に、無駄な失敗は避けていただきたく参考にしていただければと思います。ステップ0:情報を遮断し、1日15分だけ「自分に戻る時間」をつくる「今、のんびりしている場合じゃない」と思うかもしれません。ですが、四六時中事業のことだけを考えていると、視野が極端に狭くなります(=トンネル・ビジョン)。だからこそ意識的に、1日15分だけで良いので、何も考えずに深呼吸とストレッチをしてもらいたいなと思います。ポイントは「ゆっくり自分と対話する」ことだと思っています。諸説ありますが現代のビジネスマンは1日に約34GB(ギガバイト)もの情報を受け取っていると言われています。メール、ニュース番組、SNSやYouTube、ビジネス書、商談やビジネス書類、様々な情報を脳に入れ続け、処理し続けています。そうしている間に、優先順位がわからなくなりタスクに埋もれてしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。新規事業に必死になっている間はその動きが更に加速してしまう状態だと思います。だからこそ、15分でも脳にいれる情報を一旦ストップし、自分と対話する時間を持つことが重要だと思います。ステップ1:信頼できる「部外者」に、愚痴を聞いてもらう次に必要なのは、「自分の中にある不安や違和感」を言語化することです。そしてそれを、利害関係のない“部外者”に話すのがポイントです。前職の同僚や上司同業の友人話を聞いてもらうスタンスとしては「解決策を求めてるわけじゃなくて、ただ話を聞いてほしい」ということが良いかと思います。利害関係はないけれど状況をわかってくれる誰かに話すことで、自分の中にあったモヤモヤが整理され、ボトルネックや課題の優先順位が見えてくるのはよくあることだと思います。最近だと、生成aiがメンター役になってくれるため、とても良い時代になりましたよね。ステップ2:今、自分がどこで止まっているかを認識する不安や焦りを感じているとき、実は「どのフェーズで詰まっているのか」が曖昧なまま、がむしゃらに動いてしまっているケースがよく見受けられます。まずは、自分がどの地点で立ち止まっているのか、以下のフェーズを見ながら確認してみてください。フェーズ主な内容よくある悩み戦略策定目的・KPI・想定顧客の整理何を目指してどんなスケジュールで動くべきかわからないテストマーケティング・商品企画アンケート、試作品開発、検証ニーズが見えない・フィードバックが厳しいマーケティング・営業LP作成、広告、営業リスト作り集客できない・商談に進まないカスタマーサクセス初期導入支援・改善活動顧客が定着しない、離脱が多い拡販フェーズパートナー獲得・販路構築拡大の仕組みが作れない私自身もそうでしたが、「テストマーケティング・商品企画」段階での悩みが多いような気がします。またあなたが今感じている不安は、“あなたが悪い”のではなく、そのフェーズ特有の悩みで誰しもが経験する内容だと思います。そこを理解できれば、次にとるべき行動も見えてきます。認知心理学において、人は「認識」することで問題解決力や創造力が高まるとされています。まずは自身が今、どこで立ち止まっているか?を認識することが非常に重要です。ステップ3:仮説を持ったうえで、壁打ちしてみるいよいよ最後のステップです。自身の状況を認識したら、次は外部の専門家と「壁打ち」してみることをおすすめします。ここで重要なのは、“いきなり相談”するのではなく、自分なりの仮説や問いを持って壁打ちすることです。このフェーズでは何を優先すべきか?このターゲットに響いているか?この進め方が最適か?個人的な意見になりますが、同業・同事業の専門家ではなく「新規事業立上げ」の専門家にまずは壁打ち相談してみることがベターです。(もちろん同業の新規事業立ち上げ専門家がベストです)「経営者」は別の業種に行っても経営ができるように、新規事業も「新規事業責任者」という職種があると感じます。ゆでガエル現象の罠に気づけるか新規事業がうまくいかなくなるときは、突然ではなく、じわじわと進行していきます。私もかつて、こう考えて自分を納得させていました。「まだテスト中だし」「失敗は前提だし」「もう少し改善すれば…」でも、その裏で水温は上がり続け、気づいたときにはすでに遅かった。「どこからが失敗か」を決めないまま走っていると、兆候にも気づけません。そして気づかないまま終わるのが一番怖い。新規事業の本質は、早く失敗して学びに変えること。成功の道は、最速でテストをし最速で失敗し小さな手応えを繰り返しながら進む“螺旋階段”のようなものです。だからこそ、自分がいま鍋の中にいるかもしれない── 一度自分に問いかけてみることが、生き残る分かれ道です。あなたの事業も、あなた自身も、まだこれからですここまで読んでくださったあなたは、すでに出口を探す行動を起こしています。 それだけで、もう「止まっている人」とは違います。新規事業の責任者にとっての「孤独」は避けられない現実かもしれません。 しかし、それを「どう乗り越えるか」には、確かな方法があります。そして、その一歩は、思っているよりずっと小さくていい。まずは1日15分深呼吸とストレッチをし、自身と対話してください。対話し少しでも行き詰まりを感じたら、なるべく早く外部と対話し、孤独な思考のループを抜け出してください。私たちの 営業の伴走さん というサービスも、新規事業の失敗から対話を続けてきて生まれた事業です。以前の私も陥った「新規事業立上げ特有の課題」を伴走支援で解決するために立ち上げました。同じ経験を経たからこそお伝えできるアドバイスを今後も発信していきますので、あなたの参考になれば幸いです。💬無料壁打ち相談のご案内もし今、自分の仮説が合っているのか不安何がボトルネックなのか言語化できない客観的に状況を整理したいと感じているなら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。”営業の伴走さん”は、現場経験に根ざした“実行支援型”の伴走チームです。あなたの右腕として、言語化・整理・突破のすべてをお手伝いします。👉今の悩み、30分で“言語化”してみませんか? 無料壁打ち相談はこちら